徐脈による症状が他の方法では改善しない患者様が、ペースメーカー植え込みの適応となります。
ペースメーカーは、本体(ジェネレーター:写真右側)と電極リードでできています。
通常、利き腕と反対側の前胸部(鎖骨の周辺)を消毒し、局所麻酔を行い、前胸部の皮下にジェネレーターを収めるためのポケットを作ります。その後、電極リードを心腔内まで進め、至適な場所に電極リードを留置、固定できれば、電極リードをジェネレーターと接続し、皮下ポケット内に収納します。
皮下ポケットの切開部を縫合して、ペースメーカー植え込み術は終了です。
手術時間は約1~2時間程度です(患者さんの病状・術式により時間が前後する場合はあります)